今や個人も投資を勧められる時代。株や貴金属などと並び、朝のニュース等でもよく目にする為替取引。
その為替について調べてみると、ヒットしてくるサービスの一つにループイフダンがあります。
ループイフダンってどんなものなんだろう。どうやって利益を得ているのかな?危なくないのかな?
この記事では、ループイフダンについてまずは簡単に解説していきます。
この記事はで読むことができます。
ループイフダンとは?
ループイフダンはアイネット証券さんの提供するサービスで、FXで自動的にリピート注文を行うものです。
FXでは「豪ドル」と「NZドル」のような、異なる国同士の通貨の組み合わせ(通貨ペア)を取引します。
市場では通貨の値が一定の範囲内で上下します。
その範囲内で買いと売りの注文を同時に出し(イフダン)、小さな利益を繰り返し(ループ)得ていく仕組みとなっています。
買いと売りを同時に発注する「イフダン」を
繰り返し「ループ」するので「ループイフダン」です。
一例として、「豪ドルを買ってNZドルを売る設定」は「豪ドル/NZドルB」タイプのように表記されます。反対の「豪ドル/NZドルS」タイプもあります。
これは直接豪ドルを買ってNZドルを売るのではなく、その権利(ポジション)を売買するという意味です。
ループイフダンのメリットには
自動的に小額の利益を積み重ねることが可能なこと
労力やストレスといった心身のコストを少なくできること
レンジ相場が得意なこと
一度のトレードで大きなリスクを冒さないといった点が挙げられます。
ループイフダン特有のリスクとしては
仕組み上ある程度の含み損を常に抱え続けること
急激な価格変動が発生した場合には損失が急拡大する場合があること
長期間のマイナススワップなどがあります。
ループイフダンは比較的安定した市場状況で効果を発揮します。
メリットを生かしリスクを抑えるためには通貨ペアの特徴や相場の動きに合わせてレンジを想定すること。
損切りラインを厳密に守ることなど、事前の計画に沿った運用を行うことが重要になります。
ループイフダンのはたらき
例として、豪ドル/NZドルの為替レートが0.080NZドル上下するたびに取引を行う設定にした場合。
この0.080NZドルぶんの値動きを80pipsと表現します。
設定が行われ運用が開始されると、ループイフダンは市場の変動を監視し、指定された条件が満たされると自動で取引を実行(約定)します。
ここでは豪ドル/NZドルが1豪ドル=1.000NZドルの状況で、ポジションを一つ持っているとします。
豪ドル/NZドルの為替レートが1豪ドル=1.000NZドルから1豪ドル=1.080NZドルに上昇した場合。
設定通りに豪ドル/NZドルBのポジションが売却され利益が発生します。
逆に、1豪ドル=0.920NZドルに下落した場合、利益は発生しませんが新規のポジションが一つ追加購入されます。
これは将来豪ドル/NZドルが80pips上昇した際に新たな利益となります。
仕事、家事、睡眠中でもループイフダンは働き続け注文と利確を行ってくれます。
まとめ:ループイフダンを始める前に
ループイフダンは魅力的な投資法です。「ループ」(繰り返す)「イフダン」(注文)は同じ設定を繰り返し適用することを意味します。
一定の値動きのたび自動で注文を入れ、その後利益が確定したら利確(売却)をする。
比較的安定した市場状況で効果を発揮し、シンプルな「安く買って高く売る」繰り返しで 効率的に利益を狙っていくことができます。
しかしループイフダンにもリスクは存在します。
長期間口座に資金を入れて置かねばならず、その資金は含み損やマイナススワップといったリスクを常に抱え続けます。
通貨ペアの特徴や相場の動きに合わせてレンジを想定し、損切りラインを厳密に守るなど、事前の計画に沿った運用を行うことが大切です。
ループイフダンの実際のやり方については
別記事のループイフダンの始め方を
ご覧下さい。