ループイフダンとスワップポイント

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取引明細を見てみると、売買損益の隣にスワップポイントの欄が。

どうもこのスワップポイントを足し引きして最終的な決済損益が定まっている様子。

スワップポイントって何?なぜ足されるものと引かれるものがあるの?

この記事ではスワップポイントについて解説していきます。

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スワップポイントとは

スワップポイントは通貨ペアのポジションを保有し一日経過するたび累積していく利益、もしくはコストとなるものです。

累積したそれらの利益(コスト)は決済時に上乗せあるいは差し引かれます。

通貨間の金利差に基づいて計算され、高金利を受け取り低金利を支払う場合は利益、低金利を受け取り高金利を支払う場合はコストとなります。

スワップポイントの仕組み

たとえば豪ドル(高金利通貨)と日本円(低金利通貨)のペアの場合。

豪ドル/円B

・豪購入(受取) ・円売却(支払)

・豪高金利-円低金利=+スワップ

豪ドル/円S

・豪売却(支払) ・円購入(受取)

・円低金利ー豪高金利=-スワップ

豪ドルを買って日本円を売るポジションを保有している場合、豪ドルの高い金利を受け取り、日本円の低い金利を支払うことになります。

この差額がプラスであれば利益を得られます。プラスのスワップポイントです。

逆に、日本円を買って豪ドルを売るポジションを保有している場合は差額がマイナスになり、コストを支払うことになります。マイナスのスワップポイントとして。

このように、通貨ペアの金利差と取引のタイプ(方向)の組み合わせによってプラスもしくはマイナスのスワップポイントが毎日発生し累積します。

ループイフダンにおけるスワップポイント

売買を繰り返す仕様上、ループイフダンにもスワップポイントは影響してきます。

長期保持したポジションの運用結果には大きな影響を及ぼすことも。

運用実績より抜粋:2024年4月24日

AUD/NZD(豪ドル/NZドル)B80 数量5最大ポジション19

豪ドル/NZドルB豪ドル/NZドルS総決済利益含み損
2024年4月24日-2,191550,383-216,637

合計-2,191円の利益が出ました。総決済利益は550,383円26日金曜時点の含み損-204,862円でした。

大きく上昇した豪ドル/NZドル。しかし決済の結果はマイナスとなりました。

損切などを行ったわけではなく、長期保持していた為マイナススワップが嵩んだ形です。必要経費ですね。

こちらは長期保持していたポジションが決済した結果、マイナススワップにより損失が出た事例。

ループイフダンは指定した範囲内で自動的に売買を行うため、複数のポジションを、場合によっては長期間保持することになります。

スワップポイントはこれら全てのポジションに対して、毎日発生し累積し続けます。

スワップポイントがプラスの場合は持っているポジションに応じて日々利益が積み重なりますが、スワップポイントがマイナスの場合、毎日コストが発生します。

ただし、ループイフダンの運用においては、スワップポイントだけでなく、相場の変動リスクも十分に考慮する必要があります。

スワップポイントとリスク管理

スワップポイントがプラスであれば、ポジションを長期間保有することで収益を積み上げることができます。

しかしスワップ収益には多くの場合リスクが伴います。相場が逆方向に動けば、損失がスワップポイントによる収益を大きく上回る事もあり得るのです。

しかも少なくない通貨ペアでループイフダン運用上、望ましくないレンジアウトしやすいタイプでスワップポイントがプラスとなっています。

のんきかめ
のんきかめ

「タイプ」はB(買い)S(売り)のことです。

一方、マイナスのスワップポイントが発生する場合、長期保有ポジションが日々のコスト、リスクとなって伸し掛かります。

実際の管理方法

スワップポイントの影響を抑えるには、以下のような管理方法があります。

事前の確認:通貨ペアの運用開始前にスワップポイントを確認しておくことが大切です。アイネット証券さんのウェブサイトからリアルタイムのスワップポイントが確認できます。

通貨ペアの選択:プラスのスワップポイントが得られる通貨ペアを選べれば、日々の収益が安定します。

レンジアウトのリスクと損益を考慮した結果、マイナススワップを受け入れる覚悟が必要になることも多々ありますが。

ポジション数の調整:ポジション数が多すぎると、スワップポイントの影響とリスクが増加します。目安資金表で資金に合わせた適切なポジション数を確認しましょう。

スワップポイント取引で人気の通貨ペア

スワップポイント目当ての取引で人気の通貨ペアは、高金利通貨と低金利通貨の組み合わせ、流動性の高さなどが共通点です。

  • AUD/JPY: オーストラリアドルは高金利通貨であり、日本円は低金利通貨です。上昇トレンドにある事が多く買いタイプでスワップポイントがプラス。人気のある通貨ペアです。
  • TRY/JPY: トルコリラと日本円との組み合わせも人気ですが、経済や政治のリスクが伴います。
  • MXN/JPY: メキシコペソと日本円の組み合わせは買いタイプのプラススワップに、長期の上昇トレンドがかみ合った近年人気の通貨ペアですが、現在は高騰状態と見なす事も出来る状態であり、その下落リスクは未知数です。

スワップポイントQ&A

スワップポイントについてよくある疑問をQ&A形式でまとめました。

おさらい:スワップポイントとは?

異なる2つの通貨間の金利差に基づいて発生する利息のこと。

高金利/低金利B

・高金利購入(受取) ・低金利売却(支払)

・高金利-低金利=+スワップ

高金利/低金利S

・高金利売却(支払) ・低金利購入(受取)

・低金利ー高金利=-スワップ

ループイフダンでプラスのスワップポイントを得るには?

高金利通貨を買いポジションで保有するのが一般的です。

例えば豪ドル/円などの通貨ペアを選び、買いタイプでループイフダンを設定します。

ただし、スワップポイントは市場状況などによって異なるため、定期的に確認することが重要です。

スワップポイントがマイナスになる場合の対処法は?

スワップポイントがマイナスになるのは、低金利通貨を買い高金利通貨を売る場合です。

といっても、大抵の場合安定してスキャルピング(ポジションの売買)で利益が出せる通貨ペアのタイプはスワップがマイナス。

ある程度は必要経費として考えるべきです。

どうしても避けたい場合、通貨ペアの選定時点でスワップポイントを確認し、マイナススワップが発生しないようにします。

運用中にスワップがマイナスに転じた場合は、ポジションの見直しや通貨ペアの変更を検討しましょう。

スワップポイントを考慮したリスク管理方法は?

スワップポイントを考慮したリスク管理には以下のような方法があります。

  • 証拠金に余裕を持たせる:目安資金表を参考に十分な証拠金を用意しましょう。基本ですが大切なことです。
  • 定期的な見直し:スワップポイントの状況や市場環境、運用設定は定期的に見直しましょう。これも基本。
  • 両建て(高難易度):買いと売りを同時に設定する両建てはマイナススワップ対策になりますが、高難易度です。

ぶっちゃけスワップポイントって儲かる?

のんきかめ
のんきかめ

あくまで私の例ですが、運用1年目の豪ドル/円Bが

約30,000円の利益で、うちスワップが300円ほど。

1%くらいの上乗せです。

まとめ:スワップポイントと付き合う

通貨ペアの金利差から発生するプラスとマイナスのスワップポイント。

長期運用では、スワップポイントが大きく損益に影響する事も。

プラスに働けば嬉しいものですが、都合よく利益だけ受け取れる通貨ペアや局面は希少です。

売買の利益が基本のループイフダンでは、マイナススワップはある程度受け止める覚悟と余裕のある運用計画が肝心。

目安資金表を参考に十分な証拠金を用意し、運用設定は定期的に見直しましょう。